としての強み
食の中間原料メーカーとして110年以上の歴史と実績があり、長年培ってきたバイオ技術を活かし各種食品用微生物の培養に対応。
ハラール専用工場が稼働予定のため、海外展開を考えているメーカーの大量培養にも対応可能。
このページでは、食品・医薬品・化粧品の分野に当てはまらない、あるいは、複数の分野に跨る微生物培養受託サービスを提供している企業を紹介します。自社のニーズに合う受託会社選びに、ぜひご活用ください。
また、このサイトでは、「食品用」「医薬品用」「化粧品用」それぞれの分野で強みを持つ微生物受託会社を3社紹介しています。以下のボタンから紹介ページが確認できますので、ご検討の際は、参考にしてみてください。
東亜薬品工業は国内におけるプロバイオティクスのリーディングカンパニーの一つであり、1948年の創業から、プロバイオティクスに関する多くの研究開発を行ってきました。
好気性菌や無芽胞菌、芽胞菌といった微生物の培養受託サービスに加え、「ビオスリー」や「うるつや乳酸菌」といったプロバイオティクス製品の自社開発・生産を行っており、東亜薬品工業の製品の原材料を使用してのOEMにも対応しています。
下記のページでは、東亜薬品工業のサービスについて詳しく紹介しています。特にプロバイオティクス製品のOEMなどをご検討の方は、確認してみてください。
キリンホールディングス傘下の大手ワインメーカーとして、約80年に及ぶ歴史を誇るメルシャン株式会社の医薬・化学品事業が前身の日本マイクロバイオファーマ。有機合成による高活性物質の製造や、微生物資源を活用した有用物質探索、P450ライブラリーによる水酸化反応などユニークな技術を多数保有しており、酵素改良・副反応除去から、ADC創薬支援サービス、新薬・製品開発のための微生物生産物提供まで幅広く対応が可能です。
1968年の設立からビート栽培およびビート製糖に携わってきた北海道糖業。ビート糖製のための酵素製造で培った独自の培養技術と精製技術を持ち、トコール誘導体-ベタイン複合体粉末の製造方法及び同複合体粉末に関する特許や、γ-アミノ酪酸を多量に含有する食品素材及びその製造方法に関する特許など15を超える特許を保有しています。(※)
微生物培養受託サービスでは、そうした技術と特許を活かし、機能性食品や医薬品の原料から工業用酵素まで様々なニーズに応えることが可能です。
高純度パリレンを用いたコーティング剤の開発および製造や、アルカリ溶融酸化法やガーベット反応などを用いた誘導品の生産を行っている第三化成。その高い技術力を微生物関連技術に活かし、「フラスコスケールからスケールアップしたい」「自社の素材に付加価値を与えるのに微生物を利用したい」など、様々な要望に応える培養受託サービスを提供しています。
また、発酵を利用した事業アイデアはあるが、設備的にもノウハウ的にも自社だけでは実現が難しい…という場合には、第三化成との共同開発も可能です。
オーレス菌とアーバスキュラー菌根菌に関する独自の技術を武器に、農業・緑化・環境改善・水産・畜産といった様々な分野で微生物の力を活かした製品を開発している松本微生物研究所。
微生物培養受託サービスでは、ラボスケールからトン単位の大型培養まで幅広くし、液体タンク培養と固体培養から選ぶことができるため、多様なニーズに応えることができます。
前身である醸造材料商今野商店の創業から数えて、一世紀以上に及ぶ長い歴史を誇る秋田今野商店。創業当時から、当時としては珍しかったフラスコによる原菌の純粋培養を行い、その後、麹菌に関する数多くの研究開発を産学官共同で行うなど、麹菌ひとすじで研究開発を行ってきました。
微生物培養受託サービスでは、麹菌・乳酸菌を中心にフラスコスケールからタンクスケールまで幅広く対応可能であり、また、醸造材料商今野商店が保有する約10,000の菌株の提供サービスや、抗生物質や酵素、酵素阻害剤等の生産性改良サービスも提供しています。
沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センターは、沖縄県うるま市のバイオ関連事業を展開する企業向けのインキュベート施設であり、県が運営を行っています。沖縄県工業技術センターや沖縄科学技術研究交流センターと共に、沖縄を代表するバイオ関連研究施設の一つであり、入居企業でなくても微生物培養受託サービスを利用することができます。
また、沖縄健康バイオテクノロジーが誇る各種設備も、入居企業でなくてもレンタルラボとして利用が可能です。
地方独立行政法人大阪産業技術研究所は、大阪府の技術開発推進を担う拠点として大阪府が運営する研究センターです。各分野の受託研究サービスはもちろん、装置やラボのレンタル、研修サービスなどが利用可能であり、また、講習会・セミナーなども定期的に行われています。
微生物培養受託サービスでは、フラスコレベルの培養から30Lジャーファーメンターを用いたスケールの培養にまで対応しています。
1952年の設立から、微生物、特に酵素の培養をコア技術として研究開発に取り組んできた洛東化成工業。化学薬品を使用しない繊維加工剤、苛性ソーダを使用しない精練、シリコンを含まない柔軟剤、汚水処理設備が必要ない養豚の糞尿処理など、酵素の力を活かしたサステナブル製品を様々な分野で開発・製造しています。
微生物培養受託サービスでは微生物の培養と酵素の醗酵生産を行っており、液体タンク培養と固体培養の両方に対応します。
1935年に「宝製薬株式会社」として設立し、味の素グループの傘下に属する企業としては最も長い歴史をもつ味の素ヘルシーサプライ。味の素グループならではのアミノ酸に関する独自技術を活かし、コリネ菌を用いてバイオ医薬品に用いられる次世代抗体、タンパク質、ペプチド等を培養するサービス「CORYNEX®」を提供しています。
また、要望に応じて、食品・医薬品のOEM、化粧品・医薬外部品のOEM及びODM、低分子医薬品原薬・中間体の受託製造も行っています。
1977年の創業以来、群馬県前橋市で薬物に依存しないアニマルヘルスケアや、栄養成分分析・異物検査・ふきとり検査・残留抗生物質…といった各種検査サービスを提供しているAHC。
過去には東海大学、早稲田大学、東京大学などと共同研究を行った実績もあり、微生物や菌に関する独自の技術やノウハウを活かし、食品・化粧品・医薬品など用途を選ばずに利用できる微生物培養受託サービスを提供。1Lの小ロットから依頼ができます。
帝人目黒研究所は乳酸菌と納豆菌に特化した製品やサービスを提供しており、大正14年に創業して以来積み重ねてきた知見やノウハウを活かして顧客ニーズに応え続けています。大阪にある本社と兵庫県加西市にある加西工場を拠点とし、高品質な医薬品やその他製品、顧客に求められるさまざまなサービス提供を行っています。
下記のページでは、帝人目黒研究所のサービスや設備などを紹介しています。ぜひご確認ください。
オーピーバイオファクトリーは、沖縄県うるま市で生物資源を活用したサービスを提供している会社です。微細藻類パブロバを培養するための施設「フォトバイオリアクター」を所有しており、大量培養にも成功しています。振とう機やハイスループットエバポレーターといった培養に関連する機器も豊富に所有しており、幅広ニーズに応えることが可能です。沖縄の恵まれた環境と充実した設備によって、天候や気温に左右されずに安定した培養を実現しています。
オーピーバイオファクトリーの特徴や事例については、下記のページで詳しく解説しています。設備や技術についてより詳しく知りたい方は、参考にしてください。
沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センターは、食品に使用される「パン酵母」や「乳酸菌」などの菌の培養に対応している研究開発センターです。同センターには複数の企業が入居しており、施設や実験・実証機器を共同で使用しています。沖縄県工業技術センターとも連携し、健康バイオに関する研究開発を促進しています。
近隣には沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センターなどがあり、バイオ関連企業が集まっています。高度な化学分析から基礎実証まで、幅広い研究に対応しているセンターです。
沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センターの特徴や事例については、下記のページで詳しく解説していますので参考にしてください。
以上、微生物培養受託会社を11社紹介しました。
各社様々な特徴があり、関連サービスの充実度、対応できるスケールや微生物の種類は受託会社によって異なります。
選ぶ際には、自社のニーズに沿ってそれぞれのサービスの特徴を冷静に比較すると良いでしょう。
このサイトでは、目的に合った微生物培養受託会社の選び方について紹介しています。ミスマッチを防ぐためには、どういったポイントで探せばいいのか事前に押さえておくことが重要ですので、ぜひ確認してみてください。
増加するハラール需要…
微生物培養受託会社の
取り組みや設備を特集!
食品事業で110年超の実績を誇る老舗メーカーが"ハラール専用"工場を稼働予定。
ハラール認証を目指す企業に向けた取り組みや充実の設備を紹介します。
ここでは、「目的に応じた強み」「対応の柔軟性」「一貫した生産体制」の3つのポイントを基準として選定した、微生物培養の受託会社を紹介。
2023年7月21日時点、Googleで「微生物 培養受託」を検索した際に公式HPが表示された培養受託会社から、食品用や医薬品、化粧品の目的別に選定した3社を紹介します。
食の中間原料メーカーとして110年以上の歴史と実績があり、長年培ってきたバイオ技術を活かし各種食品用微生物の培養に対応。
ハラール専用工場が稼働予定のため、海外展開を考えているメーカーの大量培養にも対応可能。
製造条件の検討段階でも受託でき、研究開発スタッフによる提案が受けられます。
また、試作の相談も可能で、納得できるまで改良に応じてくれるなど、要望に応じて柔軟な対応をしてくれます。
有機化学品の研究開発企業として、創薬の研究からプロセス開発、商品化までの全てのステージを支援しています。
培地や培養方法といった培養条件を提案するなど柔軟に対応。
培養条件が決まっていなくても、神戸天然物化学から提案が可能です。また、最大5,000Lまでスケールアップができるのも強み。
精製技術など様々な技術を統合して、独自の知見から幅広い要望に応える体制を構築しています。
60年以上にわたる、皮膚科学に基づく美容成分の研究で培った開発力と製薬技術を活かし、化粧品の製造から販売を行っています。
OEM・ODMまで幅広く相談が可能です。
植物や微生物など、さまざまな素材からの化粧品原料開発が可能です。
また、小ロットの依頼やオリジナル化粧品原料の開発から生産まで、幅広く対応できます。
選定条件:2023年7月21日時点、Googleで「微生物 培養受託」を検索した際に公式HPが表示された培養受託会社を次のポイントで精査しています。
①目的に応じた強みがあるか
②対応の柔軟性
③OEMなど一貫したサービスを提供しているか
上記すべての条件を満たす会社のうち、以下の目的別に3社を選定しました。
・「食品用」の微生物培養:池田糖化工業・・・食品関連事業を中心に展開している微生物培養受託会社の中で、食品事業として最も創業が古く歴史が長い。
・「医薬品」の微生物培養:神戸天然物化学・・・・医薬品関連事業を中心に展開している微生物培養受託会社の中で唯一、創薬研究からプロセス開発研究、医薬品のGMP製造まで、創薬の全工程において対応している。
・「化粧品」の微生物培養:三省製薬・・・化粧品関連事業を中心に展開している微生物培養受託会社の中で、唯一原料開発からOEM生産まで一貫してサポートしている。