としての強み
食の中間原料メーカーとして110年以上の歴史と実績があり、各種食品用微生物の独自株や特殊条件の培養にも対応。
ハラール専用工場が稼働予定のため、海外展開を考えているメーカーの大量培養にも対応可能。
東京に拠点を持つ微生物の培養受託メーカー12社を調査しました。本社を別の場所に持つメーカーも、東京に拠点を併せ持っているケースが多いのが特徴です。
食品や医療品、化粧品など、それぞれの会社で得意な分野はさまざま。微生物の活用を考えている方は是非比較・検討して見てください。
また、このサイトでは、「食品用」「医薬品用」「化粧品用」それぞれの分野で強みを持つ微生物受託会社を3社紹介しています。下記のボタンから紹介ページが確認できますので、ぜひ参考にしてみてください。
創業110年を超える老舗の中間原料品メーカーとして、食に携わってきた池田糖化工業。国内・海外に幅広く事業拠点を持ち、強固な営業・生産ネットワークでスピーディに対応しています。
長年培った食品加工技術や品質管理技術、培養・発酵技術を複合的に活かした微生物培養受託サービスが特徴で、培養・濃縮・粉末化など幅広く提供しています。
2025年にはハラール認証専用工場の稼働を予定しており、今から相談や試作を受け付けているので、海外進出を視野に入れている食品メーカーにとっては特に注目の企業です。
「酵母」を起点に確かな技術力で食品事業とバイオ事業を展開する、オリエンタル酵母工業。北海道から九州まで全国に拠点を持つほか、海外にも拠点やグループ会社を拡大しています。
自慢の酵母エキスの提供だけでなく、ハラール・コーシャ認証(※)、ノンアニマルなどの需要にもばっちり対応。また食品分野にとどまらず、医療分野においても体外診断薬用医薬品の原料の開発・製造・受託などを行っているのが魅力です。
自慢の技術力で研究・開発・量産をサポートする、神戸天然物化学。その培養技術を活かして、大腸菌・放線菌・カビ・酵母などの一般微生物や、大腸菌・酵母などの遺伝子組換え体の培養を受託しています。
培養方法などの知識が無くても、ケースに応じて最適な培養プランを提示してくれるのがありがたいポイント。最大5,000Lまでスケールアップ可能なため安心です。実績も豊富なので是非チェックしてみてください。
乳酸菌やビフィズス菌といった健康にやさしい微生物「プロバイオティクス」に力を入れる、東亜薬品工業。主に医薬品業界で使われる微生物の、菌株管理から培養、乾燥、原末などを手掛けています。
5,000L培養タンクを備えた施設で、様々な要望にばっちり対応しているのが魅力。培養受託はもちろん、最終的な製品の製造まで一括でサポートすることも可能です。衛生環境を徹底した品質管理体制も特徴の一つです。
微生物を用いたバイオ技術を活かした事業を展開している会社です。主に抗がん剤などの医薬品原薬や、食品・飼料・農業用原体の製造を行っています。
研究室レベルから商用レベルまで、ニーズに合わせて柔軟に培養スケールをアップしてくれるのが魅力です。また培養だけでなく、菌株改良・プロセス開発・スケールアップ試験・発酵や変換による目的化合物の製造・微生物宿主によるタンパク生産なども行っています。
日本マイクロバイオファーマの
培養受託サービスについて
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北海道に本社を構え、東京にも事業所を展開する北海道糖業。砂糖の原料である「ビート」という植物を用いて、砂糖事業・バイオ事業・農業事業を行っています。
特にバイオ事業では、北海道の北見と札幌に工場を持ち、機能性食品素材・食品及び工業用酵素・機能性微生物・医薬用原料などを受託製造しています。製糖で培った精製技術と、自慢の培養・生産技術が特徴。発酵から培養、精製、製品化と柔軟に対応しています。
絶縁・防湿・耐薬品性に自信のあるコーティングサービスを行っている、第三化成。あわせて受託発酵事業も展開しています。
発酵グループでは、各種微生物を使った発酵・目的物の抽出・精製までを柔軟に行っているのが特徴です。新規事業の共同開発も承っており、微生物の発酵を使ったものづくりをしっかりサポートしています。培養容量のスケールアップにも、協力会社と連携して対応しています。
サンエイ糖化は、ぶどう糖や異性化液糖、水飴、デキストリンなどの糖化製品を製造しているメーカーです。近年では乳酸菌の培養事業にも力をいれています。
バイオ事業では受託培養をメインに扱っており、多様な設備で乳酸菌・ビフィズス菌を効率よく量産化しています。有用菌の大量培養・製剤化はもちろん、有用菌を持っていない場合も柔軟に対応。複数の研究機関や大学と協力してサポートしてくれます。
味の素の関連会社として、アミノ酸を原料に医療分野や化粧品分野でビジネス展開してきた、味の素ヘルシーサプライ。
その長年のバイオ技術・低分子合成技術を活かして、様々なソリューションを提供しているのが特徴です。次世代抗体、タンパク質、ペプチドなどのバイオ医薬品を、微生物を使って培養・生産したいというニーズには、コリネ菌を用いた生産受託サービス「CORYNEX®」を提案しています。
コスモでは、酵素分解物など各種調味料や機能性素材製造、アミノ酸精製、乳酸菌培養などを事業として展開しています。自社施工の製造設備を保有しているので、ニーズに合う製品の開発や安定的な製造を実現できるのが魅力。また、「未利用資源の有効活用」を経営理念としており、北海道の天然未利用資源に含まれる成分から、より付加価値の高い食品素材や機能性素材を製造しています。
酒類・酵素医薬品事業を展開するオエノングループ。その一員である合同酒精では、微生物の受託培養事業を行っています。
酒類事業で培った自慢の発酵技術で発酵受託サービスを展開しており、微生物の培養、有用物質の抽出・精製、微生物変換などを行っています。確かな衛生管理で、乳酸菌といった生菌の提供など幅広いニーズにも対応しています。東京本社のほか、北海道から九州まで全国に拠点を広げています。
ヤヱガキ酒造のグループ会社の一員であるヤヱガキ醗酵技研では、酢酸菌、酵母、麹菌などの微生物を活用して、食品の味を豊かにする食品素材を開発・製造しています。
紅麹色素やパプリカ色素を用いた食品用着色料、免疫素材や認知症改善素材などの機能性食品原料、発酵食品原料の研究開発事業を展開。さらにβ-キチンナノファイバーやアカモクの研究といった新領域の研究開発にも積極的に取り組んでいます。
本社は兵庫県ですが、東京にも拠点があるのでチェックしてみてください。
増加するハラール需要…
微生物培養受託会社の
取り組みや設備を特集!
食品事業で110年超の実績を誇る老舗メーカーが"ハラール専用"工場を稼働予定。
ハラール認証を目指す企業に向けた取り組みや充実の設備を紹介します。
ここでは、「目的に応じた強み」「対応の柔軟性」「一貫した生産体制」の3つのポイントを基準として選定した、微生物培養の受託会社を紹介。
2023年7月21日時点、Googleで「微生物 培養受託」を検索した際に公式HPが表示された培養受託会社から、食品用や医薬品、化粧品の目的別に選定した3社を紹介します。

食の中間原料メーカーとして110年以上の歴史と実績があり、各種食品用微生物の独自株や特殊条件の培養にも対応。
ハラール専用工場が稼働予定のため、海外展開を考えているメーカーの大量培養にも対応可能。
製造条件の検討段階でも受託でき、研究開発スタッフによる提案が受けられます。
また、試作の相談も可能で、納得できるまで改良に応じてくれるなど、要望に応じて柔軟な対応をしてくれます。

有機化学品の研究開発企業として、創薬の研究からプロセス開発、商品化までの全てのステージを支援しています。
培地や培養方法といった培養条件を提案するなど柔軟に対応。
培養条件が決まっていなくても、神戸天然物化学から提案が可能です。また、最大5,000Lまでスケールアップができるのも強み。
精製技術など様々な技術を統合して、独自の知見から幅広い要望に応える体制を構築しています。

60年以上にわたる、皮膚科学に基づく美容成分の研究で培った開発力と製薬技術を活かし、化粧品の製造から販売を行っています。
OEM・ODMまで幅広く相談が可能です。
植物や微生物など、さまざまな素材からの化粧品原料開発が可能です。
また、小ロットの依頼やオリジナル化粧品原料の開発から生産まで、幅広く対応できます。
選定条件:2023年7月21日時点、Googleで「微生物 培養受託」を検索した際に公式HPが表示された培養受託会社を次のポイントで精査しています。
①目的に応じた強みがあるか
②対応の柔軟性
③OEMなど一貫したサービスを提供しているか
上記すべての条件を満たす会社のうち、以下の目的別に3社を選定しました。
・「食品用」の微生物培養:池田糖化工業・・・食品関連事業を中心に展開している微生物培養受託会社の中で、食品事業として最も創業が古く歴史が長い。
・「医薬品」の微生物培養:神戸天然物化学・・・・医薬品関連事業を中心に展開している微生物培養受託会社の中で唯一、創薬研究からプロセス開発研究、医薬品のGMP製造まで、創薬の全工程において対応している。
・「化粧品」の微生物培養:三省製薬・・・化粧品関連事業を中心に展開している微生物培養受託会社の中で、唯一原料開発からOEM生産まで一貫してサポートしている。