培養受託会社は、保有している設備や事業内容、得意分野などが異なります。
食品や医薬品、化粧品などに使用する微生物であれば、各分野の事業で培ったノウハウをもつ受託会社といったように、培養目的に特化した強みがあるかどうかがポイントになります。
まずは培養目的に関わる特徴や強みがあるかを確認しましょう。
「自社に設備がない」などの理由から、微生物の培養を頼める会社をお探しの方もいるでしょう。
このサイトでは、食品用や医薬品用といった
「培養目的」や、
乳酸菌・麹菌などの「微生物別」に、ニーズに合う受託会社を紹介しています。
ミスマッチを防ぐための選び方のポイントも解説していますので、
ぜひ参考にしてみてください。
保有する受託会社の保有する設備や技術によってできることが変わってくるため、ミスマッチを防ぐためには、要望に合わせて適切に選ぶことが重要です。
微生物や培養目的だけで選ぶのではなく、以下の3つのポイントは必ず押さえておきましょう。
上記のポイントを踏まえて選定し、やりたいことが実現できる受託会社を見つけましょう。
培養受託会社は、保有している設備や事業内容、得意分野などが異なります。
食品や医薬品、化粧品などに使用する微生物であれば、各分野の事業で培ったノウハウをもつ受託会社といったように、培養目的に特化した強みがあるかどうかがポイントになります。
まずは培養目的に関わる特徴や強みがあるかを確認しましょう。
「培養条件から提案してほしい」「開発した菌株を量産化したい」など、個々の抱える悩みや事情に応じて、融通が利くことや相談しやすいことは受託会社を選ぶ際の重要なポイントといえます。
設備の充実性や、これまでの経験値によって対応力も変わってきます。その点も確認しながら、できるだけ希望に沿う形で、柔軟に対応してくれるかという点を重視しましょう。
微生物の培養受託会社に依頼できる工程は、技術力や体制によって変わります。開発や培養後の製品化など、工程ごとに依頼先を分けている方もいるのではないでしょうか。
コストカットやコンタミ防止、供給の安定性を期待するなら、一貫して任せられる会社がおすすめ。複数社とやり取りする手間も減るので、「一貫したサービス」にも注目しながら選びましょう。
微生物の培養受託会社を選ぶには、培養目的や微生物だけで決めるのではなく、食品用や医薬品用などの「培養目的に応じた強み」、設備や経験値により要望を叶えられる「対応の柔軟性」、コストカットや供給の安定性に関わる「一貫した生産体制」があるかという、3つのポイントが重要と説明しました。
ここでは、上記すべてを満たしている受託会社を「食品用」「医薬品用」「化粧品用」と3つの分野に分け、3社ピックアップ(※)しています。
それぞれの強みや特徴を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
食の中間原料メーカーとして110年以上の歴史と実績があり、長年培ってきたバイオ技術を活かし各種食品用微生物の培養に対応。
ハラール専用工場が稼働予定のため、海外展開を考えているメーカーの大量培養にも対応可能。
製造条件の検討段階でも依頼でき、研究開発スタッフによる提案が受けられます。
また、試作の相談も可能で、納得できるまで改良に応じてくれるなど、要望に応じて柔軟な対応をしてくれます。
有機化学品の研究開発企業として、創薬の研究からプロセス開発、商品化までの全てのステージを支援しています。
培地や培養方法といった培養条件を提案するなど柔軟に対応。
培養条件が決まっていなくても、神戸天然物化学から提案が可能です。また、最大5,000Lまでスケールアップができるのも強み。
強みとしている精製技術など様々な技術を統合して、独自の知見から幅広い要望に応える体制を構築しています。
60年以上にわたる、皮膚科学に基づく美容成分の研究で培った開発力と製薬技術を活かし、化粧品の製造から販売を行っています。
OEM・ODMまで幅広く相談が可能です。
植物や微生物など、さまざまな素材からの化粧品原料開発が可能です。
また、小ロットの依頼やオリジナル化粧品原料の開発から生産まで、幅広く対応できます。
選定条件:2023年7月21日時点、Googleで「微生物 培養受託」を検索した際に公式HPが表示される培養受託会社を次のポイントで精査しています。
①目的に応じた強みがあるか
②対応の柔軟性
③一貫したサービスを提供しているか
そのうち、以下の目的別に3社を選定しました。
・「食品用」の微生物培養:池田糖化工業・・・食品関連事業を中心に展開している微生物培養受託会社の中で、食品事業として最も創業が古く歴史が長い。
・「医薬品」の微生物培養:神戸天然物化学・・・医薬品関連事業を中心に展開している微生物培養受託会社の中で唯一、創薬研究からプロセス開発研究、医薬品のGMP製造まで、創薬の全工程において対応している。
・「化粧品」の微生物培養:三省製薬・・・化粧品関連事業を中心に展開している微生物培養受託会社の中で、唯一原料開発からOEM生産まで一貫してサポートしている。
「食品用」「医薬品用」「化粧品用」の微生物の培養受託に強みを持つ3社について、それぞれの特徴や事例など情報を紹介します。
池田糖化工業は、1904年に創業した110年以上の歴史がある食の中間原料メーカー。
食品加工やバイオ技術、酵素研究で培ったノウハウを応用し、微生物の培養受託を行っています。
食品業界で長い間培ってきた技術やノウハウを持つことから、品質や安全性が重視される食品用微生物の培養においておすすめの企業です。
食品中間原料メーカーとして110年以上の実績を持つ池田糖化工業。国内外の多くの食品メーカーと取引している老舗企業で、長い間培ってきた食品加工技術や品質管理技術、充実した設備を保有しています。
食品原料だけでなく、臨床診断薬向け酵素などの開発の実績もあり、それらの技術を活かし微生物の培養受託事業を展開しているのが特徴です。
工場内には、培養や加工に関わる様々な設備が揃っていることから、粉末化からブレンドや造粒、小袋包装まで培養以降の様々な加工を一貫して依頼することができます。設備の充実度や技術力の高さから、製品の形態などできる限り希望に沿うよう、柔軟な対応が可能。
また、製造条件が確立されていない段階の案件でも、研究開発スタッフが検討を行うので相談が可能です。
ハラール基準に準拠した設計のハラール専用工場が、2025年に稼働予定。国外進出を視野に、認証取得を検討しているメーカーに向けて、培養受託から認証取得のサポートまで手厚く行います。
また工場稼働に先立ち、試作の製造や案件の相談の受け付けも可能。具体的な取り組みについては、下記からご確認ください。
池田糖化工業の公式HPでは、受託の条件をさらに詳しく確認できます。不明点の問い合わせや案件の相談も受け付けていますので、ぜひご確認ください。
設備 | 培養槽(30L、200L、1kL、7.5kL、10kL)、連続殺菌機、遠心分離装置、加圧濾過機、限外濾過装置、凍結乾燥装置 |
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技術 | 濃縮…遠心分離装置や膜濃縮装置等を使用して、菌体や培養液の濃縮 乾燥/粉末化…フリーズドライやスプレードライなど各種乾燥設備を使用して乾燥と粉末 包装…希望する形態・入目で対応 |
その他 | 製造条件検討…製造条件が確立されていない案件でも受託し、製造条件を提案 |
粉末、液体、生菌、死菌など、さまざまな製品形態に対応。特に、乳酸菌の死菌粉末については多くの依頼に対応してきました。(※)
※参照元:池田糖化工業の資料より抜粋
本社 所在地 |
広島県福山市桜馬場町2番28号 |
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電話番号 | 084-957-3460 |
公式HP | https://www.ikedatohka.co.jp/ |
営業時間 | 記載なし |
神戸天然物化学は、1985年に創業してから有機化学品の研究開発企業として、創薬の研究からプロセス開発、商品化に至るまでの全てのステージを支援しています。
微生物培養では、フラスコレベルから最大5,000Lの大量培養まで対応しており、商業生産など大量にスケールアップしたい方におすすめの企業です。
創薬では、研究・開発・量産といった幅広いステージに対応しており、現在は年間約150の企業や研究機関と取り引きしています。(※)
培養においても、培地や培養方法といった培養条件を提案するなど柔軟に対応。精製ステップを含めた対応を行っており、手厚いサポート体制が強みです。
※参照元:神戸天然物化学公式HP (https://www.kncweb.co.jp/company/greet.html)(2023年10月17日時点)
有機化学品の研究開発企業として長年培った実績をもとに、アカデミアとの新薬共同開発や国家的なプロジェクトに参画している企業です。
高い技術力と開発力が強みであり、それらを活かし、微生物の培養受託に対応しています。
神戸天然物化学では、培養だけではなく、分離精製技術を駆使した作業にも対応できます。
分離精製技術は、目的とするタンパク質や二次代謝産物、生物変換産物を生産したり、培養液から溶媒を用いて目的物を抽出したりする技術。純度の高い原薬精製のために活用できます。
神戸天然物化学の公式HPでは、受託サービスや特徴についてさらに詳しく紹介しています。不明点についても問い合わせ可能なので、ぜひご確認ください。
設備 | 培養槽(2L~5,000L)、遠心分離機(デュラバル式、シャープレス)フィルタープレス(1.4m²・13m²)殺菌タンク(3,000L)・細胞破砕機、電気泳動、プレートリーダー、UV-VIS、FT-NMR |
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技術 | スケールアップ…フラスコレベルから5,000L培養タンクを用いた培養まで、目的に応じたスケールアップ 遺伝子組み換え体(大腸菌、酵母など)の培養、培養液から溶媒を用いた抽出にも対応 |
その他 | 培養条件の検討…培地や培地方法などの条件が確立されていない案件でも受託し、条件を提案 |
培地や培養方法が決まっていない場合でも、神戸天然物化学で提案を行い、GMP対応(※1)にて最大5,000Lまでスケールアップすることが可能です。(※2)
※1:GMP=医薬品および医薬部外品の製造工場の製造管理、品質管理の基準のこと
※2:参照元:神戸天然物化学公式HP (https://www.kncweb.co.jp/technology/culture.html)
本社 所在地 |
兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-19 |
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電話番号 | 078-955-9900 |
公式HP | https://www.kncweb.co.jp/ |
営業時間 | 記載なし |
三省製薬は、1960年に創業してから長年、皮膚科学に基づいた美容成分の研究と化粧品原料の製造を行っている企業です。
微生物培養では、1988年に麹菌培養で得られた独自開発のコウジ酸が美容成分として承認を受けています(※)。三省製薬のノウハウを活かした化粧品原料を製造したい方におすすめです。
これまで130種類以上の独自成分を開発(※)し、そのノウハウを応用して微生物培養の受託に対応。
主に天然由来の素材から美容成分を開発しており、有効成分がより高い効果を保てる抽出方法など、独自に研究を続けています。
※参照元:三省製薬公式HP(https://www.sansho-pharma.com/products/rd/)
長年にわたり蓄積された発酵・培養の技術を駆使して、化粧品原料の開発や製造、販売までを一貫して対応している三省製薬。
微生物、植物、海産物といった化粧品の原材料の製造から、OEM・ODMまで幅広く対応しており、美容成分の開発元ならではの提案も含めた相談が可能です。
培養設備も保有する工場では、化粧品の製造に関する品質・安全性に関する国際規格ISO22716(化粧品GMP)を取得(※)。
また、原料・資材受入から出荷前まで各工程で検査を実施しており、一連の検査をクリアした製品のみが顧客の元に届くよう、安全性に配慮した取り組みがなされています。
※参照元:三省製薬公式HP(https://www.sansho-pharma.com/lab/71)
三省製薬の公式HPでは、会社やサービスの特徴についてさらに詳しく紹介しています。不明点などの問い合わせにも対応しているので、ぜひご確認ください。
設備 | 培養タンク(50L、200L、2t、3t) |
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技術 | スケールアップ…試験や生産導入のための小スケールからスケールアップの生産に対応 嫌気培養…通性嫌気性菌の対応が可能 |
その他 | 精製…培養後の精製も受託可能 |
公式HPに記載がありませんでした。
本社 所在地 |
福岡県大野城市大池2丁目26番7号 |
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電話番号 | 092-503-1183 |
公式HP | https://www.sansho-pharma.com/ |
営業時間 | 記載なし |
微生物の培養受託会社に依頼したい場合や、実際に工場を見て相談をしたい場合など、訪問しやすいエリアを拠点にしていることも受託会社選びにおいて大切なポイントといえます。
ここでは、東京・大阪・広島それぞれのエリアに依頼できる受託会社をまとめています。以下から、希望のエリアに拠点のある受託会社を探してみてください。
食品や医薬品、化粧品関連の事業を展開している培養受託会社のほかにも、複数の分野において事業を展開している会社も存在します。
ここでは、食品・医薬品・化粧品の分野に分類されない微生物培養受託会社を紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
※選定基準:2023年7月21日時点、Googleで「微生物 培養受託」を検索した際に公式HPが表示された微生物培養受託会社から、上記に該当する会社を掲載。
東亜薬品工業は、50年以上にわたり人体用や畜産動物、ペット用として善玉菌の製造に携わってきた微生物の培養受託会社です。主に、乳酸菌やバチルス菌などのプロバイオティクス菌を取り扱い、研究開発からスケールアップ製造まで一貫した対応が受けられます。大容量の培養タンクや乾燥装置など充実した製造設備も特徴です。
対応微生物 /設備・技術 |
乳酸菌、バチルス菌などプロバイオティクス菌/培養タンク、集菌装置、乾燥装置、粉末混合装置など |
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本社 所在地 |
東京都渋谷区笹塚2-1-11 |
TEL | 03-3375-0511 |
URL | https://www.toabio.co.jp/ |
日本マイクロバイオファーマは、微生物の力を活かして、医薬品をはじめとする製品開発やサービスを提供している企業。主に、大腸菌や酵母菌などを取り扱い、培養や精製プロセス開発、サンプル試製、治験薬製造などを行っています。研究から商用目的まで幅広い受託製造が可能です。
対応微生物 /設備・技術 |
大腸菌、酵母菌など/セルバンク調製、培養・精製プロセス開発、菌株改良、サンプル試製、治験薬製造、GMP製造、製品分析など |
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本社 所在地 |
東京都中央区京橋一丁目3番1号 |
TEL | 03-6265-1761 |
URL | https://www.microbiopharm.com/ |
北海道糖業は、長年にわたりビート製糖で培われた精製技術と幅広い微生物の培養技術を活用し、食品や医療用などの目的に合わせて受託製造を行っています。カビや酵母菌、乳酸菌などを取り扱い、高度な無菌管理のもとで培養しています。小規模の試作品や実用までのスケールアップなど受注から生産まで一貫して対応しています。
対応微生物 /設備・技術 |
カビ、酵母菌、乳酸菌など/実用化のためのスケールアップ技術、高度な無菌管理下で 純粋培養、分離・分画・精製・濃縮・乾燥など |
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本社 所在地 |
北海道札幌市中央区北1条西5丁目2札幌興銀ビル |
TEL | 011-221-1126 |
URL | https://www.hokutou.co.jp/ |
第三化成は、開発型企業として独自の化学技術を用いたコーティングサービスや受託合成、受託培養などを幅広く手掛けています。放線菌や乳酸菌、酵母菌、カビなどさまざまな微生物の培養に幅広く対応できる知見と技術が強み。ラボスケールから大量培養、販売展開までのトータルサポートや、共同開発にも積極的に対応してくれることも特徴です。
対応微生物 /設備・技術 |
放線菌、乳酸菌、酵母菌など/数L~500L発酵槽の培養スケールまで対応、連続遠心分 離機、中空糸ろ過膜、実験用凍結乾燥機、エバポレーターなど |
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本社 所在地 |
東京都中央区日本橋本町4-11-2 |
TEL | 0436-22-3155(五井工場) |
URL | https://www.dsk-goi.com/ |
松本微生物研究所は、1980年に創業してから微生物の力を活用し、農業や環境改善、緑化など幅広い研究開発、微生物の商品製造に携わっている企業。取り扱っている微生物は、カビや細菌など多岐にわたります。会社独自の生産技術や培養技術をもとに、農業を中心としたさまざまな微生物資材を開発している点が特徴です。
対応微生物 /設備・技術 |
放線菌、酵母菌、菌根菌、乳酸菌、納豆菌など/独自の混合培養技術など |
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本社 所在地 |
長野県松本市大字新村2904番地 |
TEL | 0263-47-2078 |
URL | https://www.matsumoto-biken.co.jp/ |
秋田今野商店は、昭和18年に創業して以降、種麹と総合微生物スターターメーカーとして、有用微生物の製造販売や醸造食用品機器と資材販売を行う会社。
種麹を中心に、酵母菌や乳酸菌など多様な微生物を取り扱っています。培養受託では、少量から大容量の培養まで対応し、有用微生物菌株の提供や菌株改良などのサービスが受けられる点も特徴。
対応微生物 /設備・技術 |
麹、酵母菌、乳酸菌など/超遠心機、インキュベーター、分光光度計、凍結乾燥装置な ど。各種酵素活性分析や糖分析、アミノ酸分析などの分析や少量培養からタンク培養まで対応、 株菌の改良と変異株の取得など |
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本社 所在地 |
秋田県大仙市字刈和野248 |
TEL | 0187-75-1250 |
URL | http://www.akita-konno.co.jp/index.html |
沖縄健康バイオテクノロジー研究開発センターでは、さまざまな企業が研究機器を活用して、健康バイオ関連の研究を行っています。高度な機器と設備が整っているため、基礎から実証レベルまで幅広く対応可能。微生物培養の受託では、酵母菌や乳酸菌を中心に、食品に使用されている菌の培養を行っていることが特徴です。
対応微生物 /設備・技術 |
酵母、乳酸菌など/90Lタンクによる液体培養など |
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本社 所在地 |
沖縄県うるま市州崎12-75(中城湾港新港地区) |
TEL | 098-934-8435 |
URL | https://www.ohbic.jp/ |
大阪産業技術研究所は、公設試としての基本業務と併せて、共同研究や受託研究、国家的取り組みなどを行っている産業技術支援研究機関です。微生物培養の受託では、実験室レベルの培養から30Lのジャーファーメンターを用いた大容量の培養まで対応。培養条件の検討や実用的なスケールアップにおける相談など、対応の柔軟性も特徴です。
対応微生物 /設備・技術 |
培養条件の検討、スケールアップ、30L容ジャーファーメンターを用いた大容量の培養 など |
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本社 所在地 |
大阪府和泉市あゆみ野2丁目7番1号 |
TEL | 0725-51-2525 |
URL | https://orist.jp/ |
洛東化成工業は、1952年に創業した工業用酵素の製造・販売会社。これまで微生物の培養や酵素の生産、繊維助剤の製造を中心としており、独自の培養技術を用いてさまざまな分野に進出しています。培養受託では、液体タンク培養や固体培養など要望に応じた方法で培養でき、さまざまな培養条件の検討などにも対応可能です。
対応微生物 /設備・技術 |
液体タンク培養、固体培養、各種醗酵タンク(~12KL)、小型凍結乾燥機、菌体分離装 置(フィルタープレス、遠心分離機など)、限外濾過装置(UFフィルターなど)、造粒流動層乾 燥装置など |
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本社 所在地 |
滋賀県大津市関津4丁目5-1 |
TEL | 077-546-0333 |
URL | https://rakuto-kasei.co.jp/ |
味の素ヘルシーサプライは、1935年に創業し、アミノ酸を原料とした事業展開を続けている会社です。食品や医療、化粧品など幅広い分野で事業を行い、培養受託ではタンパク質発現系の製造を実施。菌株やプロセス開発、テスト発現からGMP製造まで、個々の要望に応じたすべての開発において一貫対応をしてくれます。
対応微生物 /設備・技術 |
コリネ菌/菌株開発から精製プロセス、分析開発までトータルプロセスを提案。テスト 発現からGMP製造まで一貫対応 |
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本社 所在地 |
東京都中央区京橋一丁目19番8号 京橋OMビル 6階 |
TEL | 03-3567-0051 |
URL | https://www.ahs.ajinomoto.com/ |
AHCは、アニマル・ヘルス・センターとして1977年に創業してから、薬品に依存しない生産獣医療と加工食品の品質検査を行っています。食品検査・分析や環境検査、異物検査、受託検査などに対応。微生物培養の受託では、大腸菌やカビ、酵母菌などの培養が可能で、小ロットから引き受けてくれます。ニーズ拡大に伴い、バイオ事業に力を入れています。
対応微生物 /設備・技術 |
大腸菌・カビ・酵母など |
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本社 所在地 |
群馬県前橋市小相木町343-1 |
TEL | 027-253-1515 |
URL | https://ahc-bact.co.jp/ |
帝人目黒研究所は1925年に「大阪実験治療研究所」として創業されて以降、乳酸菌や納豆菌を中心とした製品開発・製造やサービス提供などを行ってきました。いまでは大阪にある本社と兵庫県加西市の加西工場を拠点としながら高品質な製品製造やサービス提供に取り組んでおり、2022年からは帝人株式会社のもと新たなスタートを切って今日に至っています。
対応微生物 /設備・技術 |
乳酸菌、納豆菌 |
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本社 所在地 |
大阪市中央区伏見町2-6-4(吉田一閑ビル) |
TEL | 06-6223-1451 |
URL | https://www.meguro-kenkyujo.co.jp/ |
微生物の培養受託サービスを依頼する際に、サービスの費用やOEMのメリット・デメリット、コンタミの予防方法など前提として知っておきたいことがあります。ここでは、依頼前に確認しておきたい基本的な疑問に応えます。