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中越酵母工業

中越酵母工業公式HPキャプチャ
※引用元:中越酵母工業公式HP(https://www.chuetsuyeast.co.jp)

パン酵母の製造を始めてから75年の歴史を持つ中越酵母工業を紹介します。同社は創業以来酵母にこだわり続けている企業です。こちらの記事では、同社の特徴や設備などについて調査し、まとめています。


目次
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中越酵母工業が対応している微生物

中越酵母工業では以下の微生物に対応しています。

中越酵母工業の特徴

1947年の創業以来一貫して酵母にこだわり続ける会社

1947年にパン用の酵母を製造・販売する会社として創立された中越酵母工業は、2022年に創立から75周年を迎えた歴史ある会社です。同社は、創業以来「人に喜ばれるものを造る」という信条を掲げ、目に見えない微生物である「酵母」にこだわり続けてきました

現在ではパン用の酵母はもちろん、ビール用酵母などの製造販売を手がけていることに加え、顧客から預かった各種醸造用の酵母や特殊酵母の受託製造に対応しています。

パン酵母の製造を始めて75年以上の歴史

同社はパン酵母の製造を始めてから75年以上、またビール酵母についても25年の経験、実績を持っています※。

パン酵母については、さまざまなパンに広く利用できる各種生パン酵母を製造。日々研究を重ねることにより、パン酵母製造に合った環境を実現し、顧客から寄せられる多彩な希望に対応できるように取り組みを行っています。また、地方において自然界から採取された酵母を地域活性化や特産品としてパン作りに利用したい、という希望にも対応しています。

ビール酵母についてはモルト・ホップ・水を原料としてビール酵母を純粋培養しています。培養した酵母は水洗浄・濃縮を行うことによりすぐに使える酵母液の状態で提供されます。

※参照元:中越酵母工業株式会社公式サイト/ビール酵母(https://www.chuetsuyeast.co.jp/beer/)
2024年3月28日時点

ニーズに応じた酵母の培養・菌株特性調査の実施も可能

OEMとして、顧客の目的に合わせた酵母の培養・菌株特性調査を実施することも可能です。同社は、自然界から新しく採取した酵母の評価・培養経験を持っていますので、例えば「新規で取得した酵母の評価ができない」「独自の菌株を拡大培養できない」などの悩みを持っている場合には、一度相談してみると良いでしょう。


以下のページでは、「食品用」「医薬品用」「化粧品用」と、微生物培養を3つの目的に分け、それぞれの分野で強みを持つ受託会社を紹介しています。 目的に合う受託会社を探す際、ぜひ参考にしてください。

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中越酵母工業の対応事例

公式HPに記載がありませんでした。

中越酵母工業の設備・技術

中越酵母工業では、パン酵母やビール酵母、発酵風味料、酒種製造を手がけているほか、OEMでビールやウイスキー、焼酎酵母など、顧客の目的に合わせた酵母の培養事業も展開しています。工場面積は8,802m2。その中にさまざまな設備を備え、各種醸造用酵母や特殊酵母を少量から大量まで受託製造を行っています。

培養槽 主培養槽 140m3×2基、実験培養槽 10L×3基、300L×1基
設備 主培養槽 140m3×2基
酒母槽 30m3×1、4m3×2基、2m3×1基、150L×3基
発酵槽 6m3×1基
発酵液調整槽 3m3×1基
遠心分離機×4基
酵母連続脱水機×2基
酵母自動成型機×1基
酵母自動包装機×1基
製品冷却槽 30m3×3基、20m3×6基、10m3×3基
製品冷蔵庫 190m3、80m3
原料糖蜜貯蔵タンク 150t×2基、30t×1基
実験培養槽 10L×3基
実験培養槽 300L×1基
技術 パン酵母やビール酵母、発酵風味料、酒種製造、お客様の目的に応じた酵母の培養事業

中越酵母工業の依頼~製造までの流れ

※下記はビール酵母製造時の流れとなります。

  1. 試験管培養

  2. フラスコ培養

  3. 前培養

  4. 本培養

  5. 水洗浄、遠心分離濃縮

  6. 品質分析:微生物検査、発酵力測定、菌体成分分析など

  7. 酵母液を冷却保管

  8. 重点・梱包・出荷

中越酵母工業の会社概要

会社名 中越酵母工業株式会社
本社所在地 新潟県長岡市摂田屋4丁目8番12号
電話番号 0258-32-2111(代表)
公式HP https://www.chuetsuyeast.co.jp

増加するハラール需要…
微生物培養受託会社の
取り組みや設備を特集!

工場の写真
※写真提供:池田糖化工業

食品事業で110年超の実績を誇る老舗メーカーが"ハラール専用"工場を稼働予定。
ハラール認証を目指す企業に向けた取り組みや充実の設備を紹介します。

 
【製品別で選ぶ】 食品用微生物
培養受託会社3選

食品用微生物培養は、品質や安定供給、発酵技術の精度など、どのような条件で受託会社を選ぶかが重要なポイントです。 ここでは、製品ごとのニーズに応じた特徴を持つ3社を紹介します。

乳製品、健康食品向け
池田糖化工業
池田糖化工業
引用元:池田糖化工業公式HP
(https://www.ikedatohka.co.jp/)
代表的な取り扱い微生物
  • 乳酸菌
  • ビフィズス菌
  • 麹菌
特徴

ハラール専用工場が稼働予定のため、海外展開を考えているメーカーの大量培養にも対応可能。
食品原料メーカーとして"110年以上"培った品質管理と加工技術を持ち、各種食品用微生物の培養に対応しています。

発酵調味料、粉末食品向け
磐田化学工業
磐田化学工業
引用元:磐田化学工業公式HP
(https://www.i-kagaku.co.jp/)
代表的な取り扱い微生物
  • カビ
  • バクテリア
特徴

最大150kLタンクによる大量生産が可能で、粉末食品、粉末飲料など、さまざまな製品を提供しています。
食品添加物製造業」「乳製品製造業」「菓子製造業」の認可を受けた工場を保有。

発酵飲料、酵素向け
合同酒精
合同酒精
引用元:合同酒精公式HP
(https://www.oenon.jp/company/group/godo.html)
代表的な取り扱い微生物
  • 酵母
  • 放線菌
特徴

酒類事業で培った培養力×酵素事業を軸に、食品用をはじめとした産業用酵素などを製造・販売しています。
微生物培養に留まらず、有用物質の抽出・精製、微生物変換等の「生産支援サービス」も提供。