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ビオック

ビオック公式HPキャプチャ
※引用元:ビオック公式HP(http://www.bioc.co.jp)

株式会社ビオックでは、従来から麹とされてきた穀物に加え、顧客が保有する素材を麹に加工する麹素材開発を手がけています。こちらの記事では、同社の特徴や事例、設備や技術に関する情報をまとめました。


目次
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ビオックが対応している微生物

ビオックでは以下の微生物に対応しています。

ビオックの特徴

受け継いだ知見と数多くの経験を活かした麹素材開発

室町時代創業の「糀屋三左衛門」をルーツとしている株式会社ビオックは、古くから麹菌をはじめとする微生物と関わってきた歴史があります。同社は麹づくりに関する知見をしっかりと受け継いでいる点が特徴。さらに、数多くの取引の中で培ってきた経験に基づいて、問い合わせから開発に至るまでサポートしてくれます。

多種多様な麹菌を保有

性質や特徴が異なるおよそ3,000種の麹菌を保有(2024年3月時点)している点も、ビオックが持つ特徴のひとつです。そのため麹製造を行う場合には、素材やお客さまの目的などに合わせた比較や検討を行うことによって、より適した麹菌の選択が可能となっています。

米や大豆などの穀物以外にも、お客さまが保有している素材の麹化も可能。このように、麹加工を行うことにより、素材に付加価値を与えるための開発を行っていますので、保有している素材などについてまずは気軽に相談してみると良いでしょう。

大量・純粋な培養を可能にする装置を導入

ビオックでは、大型の特殊培養装置を導入して製造を行っています。この特殊培養装置により、雑菌の混入を防ぐことが可能となります。目的の麹菌を純粋培養した、高い品質を持つ麹を一度で大量に製造することができます。製造行う際には、まず試験製造を行って試験品の検証を実施。その後実機による製造を行います。


以下のページでは、「食品用」「医薬品用」「化粧品用」と、微生物培養を3つの目的に分け、それぞれの分野で強みを持つ受託会社を紹介しています。 目的に合う受託会社を探す際、ぜひ参考にしてください。

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ビオックの対応事例

導入事例1:
麹加工による素材(コーヒー豆)の再利用

コーヒー豆を麹加工した事例。発酵前と比べると、見た目・風味とともに変化が見られるコーヒー豆と麹菌の組み合わせがあることが示されています。ローグレードの製品や廃棄となる製品に特徴を付与することで、素材の再利用や高付加価値化が期待できます。

※参照元:ビオック公式HP (http://www.bioc.co.jp/manufacture/)

導入事例2:
黒麹菌での加工により食感・風味の変化

キヌアを黒麹菌で麹加工した事例。この加工によって真っ黒でユニークな見た目、さらに独特の風味が得られています。キヌア麹を使用したカフェメニューのお披露目イベントにて、「森のキャビア」として評され、料理に個性を与えています。

※参照元:ビオック公式HP (http://www.bioc.co.jp/manufacture/)

ビオックの設備・技術

ビオックは種麹、酵母、乳酸菌の製造・販売のほか、健康食品の製造・販売その他微生物を利用した製品の製造・販売を手がけている会社です。麹加工を行うにあたっては、大型の特殊麹培養装置を使用します。加工により、素材が持つ可能性を引き出し、さまざまな付加価値や新しい機能・特徴を与えられます。

培養槽 記載なし
設備 大型特殊培養装置
技術 麹素材開発、種麹・酵母・乳酸菌の製造、その他微生物を利用した製品の製造

ビオックの依頼~製造までの流れ

  1. 打ち合わせ:打ち合わせ(オンライン対応も可能)

  2. 菌株選定:顧客の目的や素材に適した麹菌を提案・選定

  3. 試験製造:試験製造(原料約10kgまで)

  4. 試験品検証:検査などを通じ、試験品の品質検証を実施

  5. 実機製造:実機での製造(原料50〜300kg/回)

  6. 完成:完成後、指定工場などに納品

ビオックの会社概要

会社名 株式会社 ビオック
本社所在地 愛知県豊橋市牟呂町内田111-1
電話番号 0532-31-9204(代)
公式HP http://www.bioc.co.jp

増加するハラール需要…
微生物培養受託会社の
取り組みや設備を特集!

工場の写真
※写真提供:池田糖化工業

食品事業で110年超の実績を誇る老舗メーカーが"ハラール専用"工場を稼働予定。
ハラール認証を目指す企業に向けた取り組みや充実の設備を紹介します。

 
【製品別で選ぶ】 食品用微生物
培養受託会社3選

食品用微生物培養は、品質や安定供給、発酵技術の精度など、どのような条件で受託会社を選ぶかが重要なポイントです。 ここでは、製品ごとのニーズに応じた特徴を持つ3社を紹介します。

乳製品、健康食品向け
池田糖化工業
池田糖化工業
引用元:池田糖化工業公式HP
(https://www.ikedatohka.co.jp/)
代表的な取り扱い微生物
  • 乳酸菌
  • ビフィズス菌
  • 麹菌
特徴

ハラール専用工場が稼働予定のため、海外展開を考えているメーカーの大量培養にも対応可能。
食品原料メーカーとして"110年以上"培った品質管理と加工技術を持ち、各種食品用微生物の培養に対応しています。

発酵調味料、粉末食品向け
磐田化学工業
磐田化学工業
引用元:磐田化学工業公式HP
(https://www.i-kagaku.co.jp/)
代表的な取り扱い微生物
  • カビ
  • バクテリア
特徴

最大150kLタンクによる大量生産が可能で、粉末食品、粉末飲料など、さまざまな製品を提供しています。
食品添加物製造業」「乳製品製造業」「菓子製造業」の認可を受けた工場を保有。

発酵飲料、酵素向け
合同酒精
合同酒精
引用元:合同酒精公式HP
(https://www.oenon.jp/company/group/godo.html)
代表的な取り扱い微生物
  • 酵母
  • 放線菌
特徴

酒類事業で培った培養力×酵素事業を軸に、食品用をはじめとした産業用酵素などを製造・販売しています。
微生物培養に留まらず、有用物質の抽出・精製、微生物変換等の「生産支援サービス」も提供。