実績が強み
ハラール専用工場が稼働予定のため、海外展開を考えているメーカーの大量培養にも対応可能。
食品原料メーカーとして"110年以上"培った品質管理と加工技術を持ち、各種食品用微生物の独自株や特殊条件の培養にも対応しています。
このページでは、「食品用」微生物の培養受託をおこなっている企業(※1)を紹介しています。
まずは、ニーズ別に強みを持つ3社(※2)をピックアップ。そのほかにも企業を紹介していますので、各社の特徴、受託会社の強みなどを知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
(※1)選定条件:2023年7月21日時点、Googleで「食品用微生物 培養受託」「微生物培養受託」を検索した際に公式HPが表示される培養受託会社から、食品関連の事業を展開している企業を掲載。

ハラール専用工場が稼働予定のため、海外展開を考えているメーカーの大量培養にも対応可能。
食品原料メーカーとして"110年以上"培った品質管理と加工技術を持ち、各種食品用微生物の独自株や特殊条件の培養にも対応しています。

最大150kLタンクによる大量生産が可能で、粉末食品、粉末飲料など、さまざまな製品を提供しています。
食品添加物製造業」「乳製品製造業」「菓子製造業」の認可を受けた工場を保有。

酒類事業で培った培養力×酵素事業を軸に、食品用をはじめとした産業用酵素などを製造・販売しています。
微生物培養に留まらず、有用物質の抽出・精製、微生物変換等の「生産支援サービス」も提供。
食品原料メーカーとして"110年以上"培った
品質管理と加工技術
池田糖化工業は、カラメル色素や着色料を始め、フルーツソースや調味料、レトルト食品など7,000種類以上の商品を扱っている、国内屈指の中間原料メーカー。
110年を超える歴史があるということもあり、品質や安全性が重視される食品用の微生物培養において信頼の置ける企業です。1986年から開始した微生物、酵素関連の研究開発から得たノウハウもあり、食品加工技術や培養・品質管理の技術を応用して培養受託事業に活かしています。
2025年に、ハラール基準に準拠した設計の"専用工場"が稼働予定。通常の工場と分けられたラインでの培養が可能となり、海外進出を狙う食品メーカーに向け、ハラール認証を取得するためのサポートを行います。工場稼働に先立ち、試作の製造や案件の相談も可能です。
| 培養槽 | 30L、200L、1kL、7.5kL、10kL |
|---|---|
| 設備 | 培養槽、発酵槽、菌体破砕機、遠心分離装置、濾過装置、限外濾過装置、カラムクロマトグラフィーシステム、凍結乾燥装置など |
| 技術 | 濃縮・乾燥/粉末化・包装・製造条件検討 |
粉末、液体、生菌、死菌など、さまざまな製品形態に対応。
また、メーカーに対し独自の菌株の機能性研究や量産化、培養方法・工程の提案などを実施し、多くのニーズに応えてきました。
最大150kLタンクによる大量生産が可能
1957年創業以来、発酵技術ベースに事業を展開。クエン酸メーカーのリーディングカンパニーとして創業から積み上げてきた技術・ノウハウを培養に活かしており、実験室レベルでの培養から、最大150kLタンクによる大量生産まで可能です。
分離、脱塩、結晶化などのプロセスを組み合わせて特定の目的物の精製もしており、粉末食品、粉末飲料、調味料、健康食品など、さまざまな製品を提供しています。
磐田化学工業では、製造で使われた後の培養液に含まれるわずかな有機物や、利用できずに廃棄せざる得ない食品素材を、捨てるのではなく再利用してエネルギー化しています。
また、認証として「食品添加物製造業」「乳製品製造業」「菓子製造業」の認可を受けた工場を保有(※)。環境に配所するのはもちろんのこと、食の安全にも真摯に向き合っています。
フラスコからジャーファーメンターへの実験室レベルでの培養から、最大150kLタンクによる大量生産まで可能です。
| 培養槽 | 150L、200L、500L ※その他あり(150kL) |
|---|---|
| 設備 | 遠心分離機や粉砕機、振動篩、真空濃縮機、FPろ過機、クリスタライザー(結晶缶)、脱水機、真空乾燥機、真空乾燥機 |
| 技術 | 粉末加工、企画から最終製品化まで一貫したサポート |
公式HPに記載がありませんでした。
酒類事業で培った培養力×酵素事業としての強み
合同酒精は、酒類事業を通じて長年培った発酵技術と免疫反応を利用した技術を軸として、食品用をはじめとした産業用酵素などを製造・販売。同時に、長年にわたる微生物培養の実績を活かし、受託培養サービスも提供しています。
様々な微生物が作り出す有用物質の製造・販売の実績を活かして、微生物培養に留まらず、有用物質の抽出・精製、微生物変換等の「生産支援サービス」も提供。
青森県八戸市にある酵素医薬品工場では、食品・食品添加物の製造でのFSSC22000を取得(※)している点も魅力です。
培養・精製方法の検討はもちろんのこと、高度な衛生管理による、生菌(乳酸菌など)の提供も可能なのが特徴です。
| 培養槽 | 30L~60kLm |
|---|---|
| 設備 | 連続遠心機、フィルタープレス、MF/UFろ過機、減圧濃縮機、乾燥機(SD、FD)など |
| 技術 | 高度な衛生管理による、生菌(乳酸菌など)の提供も可能 |
公式HPに記載はありませんでした。
(※2)選定条件:2023年7月21日時点、Googleで「食品用微生物 培養受託」「微生物 培養受託」を検索した際に公式HPが表示された培養受託会社から、「食品関連事業を中心に展開しているか」という条件に該当する会社を精査。
そのうち、以下の特徴別に3社を選定しました。
・池田糖化工業・・・食品関連事業を中心に展開している微生物培養受託会社の中で、食品事業として最も創業が古く歴史が長い。
・磐田化学工業・・・食品関連事業を中心に展開している微生物培養受託会社の中で、最も容量の大きい培養槽を保有している(最大150kL)。
・合同酒精・・・食品関連事業を中心に展開している微生物培養受託会社の中で唯一、酒類事業で培った発酵技術をもとに、食品加工で利用される産業用酵素を製造・販売している。
上記の3社以外の、食品用微生物を取り扱う培養受託会社を紹介します。ニーズに合う受託会社選びにご活用ください。
酵母エキスを起点に、Halal・Kosher認証(※)やノンアニマルなどの微生物培養用基材を取り揃えているオリエンタル酵母工業。長年培ってきた酵母に関するノウハウを活かし、発酵調味料、調味用酵母エキスなど、様々な製品を自社開発しており、大腸菌や酵母などの微生物の培養受託も行っています。
商品開発から原材料の検証まで、さまざまな段階でワンストップのサポートを提供する食品分析事業も展開。酵母の取り扱いに強みがあるため、酵母を利用した製品を展開したいようなケースでおすすめの会社と言えるでしょう。
トロピカルテクノプラス(TTP)は、パン酵母や乳酸菌飲料など培養を行っている受託会社です。小規模から1トンタンクを用いた大量培養まで様々な要望に対応をしています。
酵母や乳酸菌、黄麹、黒麹、紅麹製麹などの培養に対応しているほか、シーズの探索から活性成分の単離・有効成分測定・微生物検査などの分析も受託が可能です。「おいしさ分析」などの受託分析も行っているので、培養だけでなく科学的根拠となるデータも得たい、といったケースにおすすめの受託会社です。
トロピカルテクノプラス(TTP)のサービスについては、以下のページで詳しく紹介しています。設備等も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
自然界から有用な微生物や酵素を効率的に得るため、新しい方法を模索しているAcross Bio(アクロスバイオ)。微生物・酵素の産業利用の研究開発を行っている会社です。
研究に力を入れているため、「製造プロセスに合った微生物が欲しい」「微生物の生産量を上げたい」といった培養の悩みや、「実験室の結果が現場でうまく再現できない」といった相談にものってくれるでしょう。
サプリメント開発受託やOEM販売も行っているため、オリジナル製品を作成したい場合にもおすすめの会社です。
下記のページでは、Across Bioのサービスや設備・技術などをご紹介。サービスの利用を検討の際は、ぜひ参考にしてみてください。
サンエイ糖化は30年以上にわたる受託培養の経験が魅力の受託会社。乳酸菌やビフィズス菌をはじめとした微生物の培養を行っています。粉末化やスターター化のサービスも提供しており、培養から製造まで、専門スタッフのサポートを受けながらまとめて依頼できるのが魅力です。
糖化を得意としているため、糖化製品を展開したいといった場合におすすめの会社です。
サンエイ糖化の特徴について、詳細は下記のページから確認できます。設備や技術についても紹介していますので、ぜひご確認ください。
コスモは産学官共同事業による新商品開発など、地域の大学や研究機関と連携しながら研究開発を進めている会社です。「未利用資源の有効活用」を経営理念にかかげており、大量に排出されてしまうような成分を有効活用することを得意としています。北海道産の天然未利用資源に含まれる成分から、より付加価値の高い食品素材や機能性素材を製造しています。
設備は自社施工というのも特徴のひとつで、様々な要望にあわせた製品の提供が可能となっているだけでなく、急なトラブルなどにもすぐに対応でき、安定的な製造ができるのも魅力です。
コスモのサービスや特徴についてさらに詳しく知りたい方は、下記のページでご確認ください。
ヤヱガキグループの一員として、機能性食品原料や食品用着色料の研究開発も行っているヤヱガキ醗酵技研。酢酸菌、酵母、麹菌などの微生物を活用し、食品の味を豊かにする食品素材の開発・製造を行っています。
微生物や天然素材の潜在能力を引き出すための研究に力を入れており、培養だけでなく、発酵や酵素処理などを組み合わせた技術を提供しています。 醗酵を得意としていることから、麹菌や酢酸菌を利用した開発を行いたいといったケースにおすすめの受託会社と言えるでしょう。
ヤヱガキ醗酵技研のサービスについては、下記のページで詳しく紹介しています。ぜひご確認ください。
里山資源を有効活用したビジネスモデルを構築・展開している白州屋まめ吉。植物性原料を使用した発酵飲料の製造と得意としており、豊富な経験を持つスタッフが在籍しています。
清涼飲料・甘酒・ライスミルク・豆乳・植物性ヨーグルト・発酵調味液・乳酸菌原料・乳酸菌生産物質・乳酸菌培養・乳酸菌拡大培養などに対応。
小ロットでのOEM・製造委託・商品開発サポートも行っているため、小ロットでの製造を検討している場合におすすめの受託会社です。
下記のページでは、白州屋まめ吉の特徴や技術などについてさらに詳しく解説しています。ぜひご覧になってください。
乳酸菌の培養や酵素処理、エキスの抽出・濃縮、多様な濾過などを行っている大曾根商事。埼玉県経営革新法の認定(※)を受けて、秩父発の「独自乳酸菌開発」を行っている会社です。ビーカーレベルからジャーファーメンター(4基)まで、幅広い培養に対応しているのも魅力と言えるでしょう。
培養だけでなく、粉体の製造や、サプリメントの生産、ゼリーや液体分包品の製造、化粧箱や容器への充填、袋詰めなども行っています。培養から製品化までワンストップで依頼できるため、まとめてお願いしたいといった場合におすすめです。
大曾根商事の特徴や強みなどについて、下記のページで詳しく触れていますので、気になった方はぜひご覧になってください。
光英科学研究所では、製法特許取得済みの独自の培養技術(※)で、乳酸菌生産物質の元になる乳酸菌・ビフィズス菌の保存・培養技術の研究を行っています。
機能性食品事業を展開し、生きた乳酸菌だけでなく、乳酸菌が代謝生成した物質の有益性についての研究や、乳酸菌生産物質を機能性食品として活用する研究もしています。 乳酸菌生産物質に詳しい会社ということもあり、乳酸菌を活用した製品を作りたいという場合におすすめの受託会社です。
光英科学研究所については、下記のページで詳しくご紹介。サービスや技術について知りたい方は、ぜひご覧になってください。
バイオテックジャパンは、1994年に新潟県に設立された研究開発のベンチャー企業です。植物性乳酸菌の専門メーカーとして、さまざまな食品開発などを手掛けています。創業以来、3000株以上の植物性乳酸菌を保有し、その特性を活かした技術開発を実施。自社商品への活用はもちろん、農業用乳酸菌や米摩砕液など、様々な分野での技術開発を実現してきています。
バイオテックジャパンについては、下記のページで詳しくご紹介。サービスや技術について知りたい方は、ぜひご覧になってください。
ユーグレナは東京都港区に本社を構える企業です。ユーグレナ等の微細藻類等の研究開発、生産をおこなっており、国内や海外にもグループ会社を持っています。1994年創業以来、研究所を設置し微細藻類研究開発に注力、大学や他社との共同研究を通して、先端科学・技術を取り込み、新素材開発や商品価値向上、生産コスト低減に貢献しています。
ユーグレナについては、下記のページで詳しくご紹介。サービスや技術について知りたい方は、ぜひご覧になってください。
ビオックは、室町時代創業の「糀屋三左衛門」にルーツを持っている企業です。麹づくりに関する知見とこれまでに培ってきた経験を活かして、問い合わせから開発まで対応しています。さらに、同社は性質・特徴が異なる約3,000種の麹菌を保有していることから、素材や加工の目的などに合わせた麹菌を使用した麹製造が可能となっています。また、大量・純粋な培養を可能とする大型の特殊麹培養装置を導入しています。
ビオックについては、下記のページで詳しくご紹介しています。サービスや技術について知りたい方は、ぜひご覧になってください。
中越酵母工業は、1947年の創業以来、目には見えない「酵母」にこだわり続けてきた企業です。「人に喜ばれるものを造る」を企業の信条とし、パン用の酵母を製造・販売する会社として創立されたという歴史がありますが、現在はパン酵母に加えてビール用酵母の製造・販売、顧客の目的に応じた酵母の培養事業も手がけています。各種醸造用酵母や特殊酵母を少量から大量までニーズに応じて受託製造が可能です。
中越酵母工業については、下記のページで詳しくご紹介しています。。サービスや技術について知りたい方は、ぜひご覧になってください。
以上、「食品用」微生物の培養受託をおこなっている会社を紹介しました。
同じ食品分野でも、会社の成り立ちなどによって、得意とする分野や特徴は様々。まずは依頼したい微生物が培養可能か、希望する加工などに応じられる設備・技術を保有しているのかなどを確認することが重要です。
このサイトでは、目的に合った微生物培養受託会社の選び方について紹介しています。ミスマッチを防ぐためには、どういったポイントで探せばいいのか事前に押さえておくことが重要ですので、ぜひ確認してみてください。
増加するハラール需要…
微生物培養受託会社の
取り組みや設備を特集!
食品事業で110年超の実績を誇る老舗メーカーが"ハラール専用"工場を稼働予定。
ハラール認証を目指す企業に向けた取り組みや充実の設備を紹介します。
食品用微生物培養は、品質や安定供給、発酵技術の精度など、どのような条件で受託会社を選ぶかが重要なポイントです。 ここでは、製品ごとのニーズに応じた特徴を持つ3社を紹介します。

ハラール専用工場が稼働予定のため、海外展開を考えているメーカーの大量培養にも対応可能。
食品原料メーカーとして"110年以上"培った品質管理と加工技術を持ち、各種食品用微生物の独自株や特殊条件の培養にも対応しています。

最大150kLタンクによる大量生産が可能で、粉末食品、粉末飲料など、さまざまな製品を提供しています。
食品添加物製造業」「乳製品製造業」「菓子製造業」の認可を受けた工場を保有。